父が会社を定年退職し、しばらく家にいると思ったら、定年仲間と一緒に新しく会社設立するという話しを母から聞きました。すごく嬉しそうな顔をして出掛けて行くので、母は気になっていたようです。会社といっても、インターネット通販だそうです。昔の電化製品のリサイクルといった感じで、見ていて楽しそうだと思いました。定年仲間と借りる事務所は、父の友人の使っていないアパートの一室で、インターネットオークションを中心に昔のカセットテープ、レコードなど音楽関係の中古品を底価格で販売、レトロな電化製品など、コレクターも多いそうで、探して欲しいという依頼もあるそうです。
趣味から生まれた会社みたいなもので、父らしいから心配ないと母に言っておきました。でも、父は、会社設立の手続きを司法書士にお願いして、手続き上は父が担当だそうです。家の中でゴロゴロしていられるよりもいいかもしれないと、私なんかも思いまいた。父に母に心配させないで欲しいと伝えると「分かったよ」と笑顔で言っていました。経営が成り立つのかどうか、意外と高齢者だからと思っていると、パソコンとかも得意な人が多いようで、まだまだ現役といったところがあります。レコード機器とか、いろいろレトロな電化製品を集めている人、珍しいコレクターもいるそうで、経営自体はトントンだそうです。給料をどうのということでなく、働きたいといった気持ちがそうさせるのでしょう。
でも、会社設立の手続きがスムーズにいって、会社として売り上げがあり、給料もそこそこあるそうですので、すごいものです。半年後には、父を応援する母の姿もあり、高齢者社会といっても、頭が下がる思いです。負けないようにしっかりとしなくてはいけない、父たちを見て、そう思いました。